【中央部】平成30年度 第一回中央部懇談会を開催しました

今回は、特別養護老人ホーム ナーシングケア加納にて、徘徊高齢者捜索支援ネットワークの説明会を行いました。

 

昨年度末から発足したこのネットワークも、平成30年9月時点で44の事業所に加入をいただき、5名の徘徊が心配で捜索の支援が必要な高齢者にご登録をいただきました。

 

しかも特筆すべき点として、中央部以外の地域の事業所からも加入希望をいただいていることです。事務局としては、まずは中央部でネットワークを構築して内容を精査し、いずれは岐阜市全体へ提案・浸透を図っていければ、と思っていましたが、こんなに早い段階から、中央部以外の地域から加入のご希望をいただけるとは思ってもみませんでした。

岐阜市の医療・介護等、福祉事業所の意識の高さが垣間見えます。

 

本日の説明会では、取りまとめ担当の安達さん、事務局の谷田さん・篠田さんから諸々の説明がありました。そして、高齢者捜索支援ネットワークの模擬訓練を行う旨の説明をさせていただきました。

 

模擬訓練とは、岐阜市地域包括支援センター南部の入学さんが高齢者に扮し、実際に岐阜市内を徘徊していただき、ご加入いただいている事業所へメールによる捜索依頼を発信、メールを受けた事業所は当ホームページに格納されている入学さんの台帳を取得し捜索を行っていただくというものです。

 

徘徊は、できることなら起こらない方が良いのかもしれません。しかし、昨今の高齢化問題の中で、認知症は切っても切り離せない要因であり、認知症の周辺症状のひとつに徘徊がある以上、我々は福祉のプロとして、地域のために何かできないかと検討し立ち上がったのがこの徘徊高齢者捜索支援ネットワークです。

 

もちろん徘徊捜索については、岐阜県警・岐阜市・それぞれの事業所に、対策や発生時のマニュアルなどもあることと思いますが、このネットワークはあくまでもそれらの補助的な位置づけであります。

 

補助的を前提とするのは、本業を優先しつつ、タイミングが合った時のみボランタリーに捜索に協力する。比較的緩い支援ではありますが、それでも崇高な意識の中で何等かの行動に結び付けたい、事業所の皆様の意思を、ひとつのカタチにしているネットワークではないかと思っています。

 

徘徊高齢者捜索支援ネットワークは、今後も加入事業所及び徘徊に支援が必要な高齢者を募集しています。併せて岐阜市介護・福祉・医療事業所連絡協議会を、今後ともよろしくお願い申し上げます。


岐阜市 介護・福祉・医療
事業所連絡協議会

和光会グループ 事業部内

担当:谷田・後藤

〒501-0104
 岐阜市寺田7丁目100番地
 電話:058-255-0501
 FAX:058-255-0502

▼平成25・26・27年度
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▼平成28年度

 岐阜市医師会事業

▼平成29年度

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     研修会等実施事業

▼平成30年度

 岐阜市在宅医療・介護

       連携推進事業

▼令和元年度

 岐阜市在宅医療・介護

       連携推進事業